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令和6年度(2024年) 運輸安全マネジメントに伴う教育指導計画     

基本理念「安全はすべてに最優先する」代表取締役 野々上るみ子 安全統括管理者 東口忠好

安全方針安全目標重点施策

〇法令を厳守し、安全・安心・衛生な「お客様に優しいバス」を実践します。重大事故 有責事故 0件

①安全第一、人命を「最優先」に考え行動すること。

〇安全への一層の努力と対策を重ね「事故ゼロ」を続けます。

②物損事故 交通違反 0件②事故は全体に起こさないという、プロ運転士の自覚と信念をもって運行すること。

※今一度、新型コロナウイルス対策を強化いたします。

③輸送の安全に関わる法令・規定・規則等を遵守し、誠実に職務を遂行すること。

④安全管理のため、全てに確認を徹底すること。

⑤輸送の安全に関する情報は、積極的に公表します。

実施月実施計画担当計画内容

通年安全方針の周知及び掲示代表取締役輸送の安全に関する方針を全社員に周知及び両営業所に掲示する

通年安全目標、重点施策、事故防止5ヶ条、関係法令等の周知及び掲示代表取締役安全方針を達成するための目標、重点施策、事故防止5ヶ条、関係法令等を全社員に周知及び営業所に掲示する

通年安全方針及び安全目標の携行代表取締役安全方針及び安全目標を記載した「乗務員手帳」を全社員に携行させる

通年事故防止5ヶ条、安全運行12ヶ条の唱和運行管理者始業点呼時、社員ミーテイングの場において唱和する

通年ヒヤリ・ハット情報収集運行管理者危険箇所等の情報共有の為、事故防止をはかる為、ヒヤリ・ハット事例を収集及び掲示する

通年脳MRI検査・睡眠時無呼吸症候群(SAS)スクリーニング検査運行管理者希望者は申し出る事

通年救急救命講習運行管理者乗務員全員必ず、年1回の救急救命講習会に参加する事

12月代表取締役・安全統括管理者による年末年始の安全総点検の実施代表取締役年末年始の輸送等に関する安全総点検

安全統括管理者

7月代表取締役・安全統括管理者による夏季の安全総点検の実施代表取締役夏季の輸送等(サマーキャンプ)に関する安全総点検

安全統括管理者

随時幹部による点呼の実施代表取締役安全の確保が最重要であるという意識を徹底させるため、管理者による点呼を実施する

安全統括管理者

随時乗務員に対する個人面談安全統括管理者全乗務員との個人面談を通じ、安全に対する相互理解とコミニケーションを図る       

随時緊急内部監査内部監査委員重大な事故災害等が発生し、安全統括管理者が必要と判断した場合に実施する       

4月春の全国交通安全運動安全統括管理者本運動の主旨及び実施事項の周知徹底         

巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る。

月次教育 運行管理者貸切バス運転の心構え

①バス事業の公共性と重要性・公共交通機関としての社会的役割      

②バス事故の社会的影響・地域の「足」として不可欠なサービス      

③安全運行の心構え・バスの運転が他の運転者に与える影響の大きさ・模範となる運転者としての心構え      

安全マネジメント会議(事故防止対策委員会)代表取締役最新の事故発生状況及び勤務状況など、社内の安全管理体制状況を確認する

安全統括管理者

運行管理者

整備管理者

適性診断・適齢診断の実施及び結果に基づき指導運行管理者乗務員全員、2年毎に必ず受診する。受診後、個人面談・個人指導する

5月巡回指導安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

社員ミーティング運行管理者ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全運転      

月次教育運行管理者バス運行の安全を確保する為の基本的事項及びドライブレコーダーの記録を利用した安全運転

①バス運行に係る法令・旅客自動車運送事業に係る法令と労基法、改善基準告示について      

・労基法、改善基準告示・自動車の運転に係る法令・車両管理に係る規程(バス点検・車両チェックの必要性)      

②義務を果たさない場合の影響の把握・運転者に対する刑事処分と行政処分・会社に対する処分・重大事故を起こした場合の罰則と心理 

③ドライブレコーダーの記録を利用した安全運転・ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全指導

6月巡回指導安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

ヒヤリ・ハット情報収集運行管理者危険箇所等の情報共有の為、事故防止をはかる為、ヒヤリ・ハット事例を収集及び掲示する。

月次教育 運行管理者バスの構造上の特性及び操作

①バスの特性に合わせた運転・車高の高さに配慮した運転・車長の長さに配慮した運転・車幅の広さに配慮した運転・死角の大きさに配慮した運転      

②多様化する車両に合わせた運転・スピードの特性に配慮した運転      

・バスの種類と特性      

7月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

社員ミーティング 運行管理者サマーキャンプについて、予定表、注意連絡事項等        

月次教育 運行管理者乗車中の乗客の安全を確保する為の事項

①「急」の付く運転はしない・車内転倒事故防止      

②カーブ・追越はゆっくりと・遠心力について      

③安全な速度と十分な車間距離を保つ・法定速度厳守      

④乗客の状況を確認する・乗客着席確認後の発車      

⑤シートベルト着用の徹底を図る・発車前にシートベルトの説明      

⑥走行中の運転への集中・運転に集中する意味と必要性      

実施月実施計画担当計画内容

8月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

月次教育 運行管理者乗客乗降時の安全を確保する為の事項

①乗降時の乗客の安全確保・滑らかな発進・停止・乗車・降車のときの注意・貸切バス乗降時の注意      

②高齢者・障害者の乗降時安全確保・高齢者の安全の確保 ・車いす使用者の安全の確保・視聴覚障害者の安全の確保 

 ・ベビーカー利用者の安全の確保      

9月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

社員ミーティング 運行管理者サマーキャンプについて、問題点、反省点、来年度へ向けて等       

内部監査委員会 準備安全統括管理者社内監査規定に従い、委員会を設置・準備を行う

月次教育 運行管理者適切な運行の経路及び当該経路の把握

①運行経路における交通情報の把握・事前の情報把握・適切な運行経路の選択      

②情報に基く安全運行の為の留意点・気象情報の有効活用

安全マネジメント会議 (事故防止対策委員会)代表取締役最新の事故発生状況及び勤務状況など、社内の安全管理体制状況を確認する

安全統括管理者

運行管理者

整備管理者

10月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

社員ミーティング運行管理者ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリ・ハット体験等の自社内での共有      

月次教育 運行管理者危険の予測及び回避、緊急時の対応方法及び  ドライブレコーダーの記録を活用した安全運転 

①危険予測運転の必要性・ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全指導

②危険予測のポイント・歩行者・自転車など行動特性に応じた配慮      

③危険予知訓練・悪天候・夜間の危険への配慮      

④指差呼称及び安全呼称・交通事故や車両故障が発生した際の対応      

⑤緊急時における適切な対応・自然災害の発生に備えた対応      

11月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

月次教育 運行管理者運転者の運転適正に応じた安全運転

①適性・適齢診断の必要性・適性診断の結果を自覚する      

②適性適齢診断結果の活用方法・適性診断の結果の活用方法      

 ・「性格」「安全運転態度」「認知・処理機能」の診断結果の活用 

 ・適齢診断の結果の活用方法と自覚について 

③労基法、改善基準告示・労基法、改善基準告示について  

12月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

月次教育 運行管理者交通事故に関わる心理的要因及び対処方法

①交通事故の生理的・心理的要因・事故につながる要因の追求      

②過労運転防止の為の留意点・労働時間についての規程      

  ・運行中の留意点 

  ・日常生活での留意点      

③飲酒・薬物の影響による危険運転防止の為の留意点・飲酒運転に対する罰則      

・飲酒運転防止の為の留意点 

  ・覚せい剤等の使用禁止の徹底      

④ヒューマンエラーを防ぐために・道路交通法の禁止事項(携帯電話等の使用規制)      

  ・あせり、イライラ、疲れ時の運転 

  ・運転席周辺の環境整備      

1月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

月次教育 運行管理者健康管理の重要性

①健康起因の事故と健康管理の必要性・疾病が要因の交通事故・健康診断の受診の必要性・ストレスチェック等の受診の必要性      

②健康管理のポイント・身体面の健康管理      

・精神面の健康管理      

2月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

内部監査安全統括管理者社内監査規定に従い内部監査を実施、代表取締役に報告、保存を行う

月次教育 エコドライブ教育運行管理者・安全性の向上を図るための装置を備える 貸切バスの適切な対処とドライブレコーダーの記録を活用した安全運転・エコドライブ教育

①運転支援装置に係る事故の事例・運転支援装置の知識と理解・ブレーキ制御を行う装置      

②運転支援装置の性能及び留意点・ハンドル操作の警告や支援を行う装置・車両姿勢維持を支援する装置      

③ドライブレコーダーの記録を利用した安全運転・ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全指導

3月巡回指導 安全統括管理者車庫内や休憩所において実施、意見徴収、コミニケーションを図る

社員ミーティング 運行管理者来年度適性診断、適齢診断予定、健康診断予定、その他協議事項

月次教育運行管理者来年度へ向けての安全取り組み

①改善点指示・自己分析による各自の安全評価      

②目標設定・模範となる運転者としての心構え      

安全マネジメント会議(事故防止対策委員会)代表取締役今年度の累計をもとに来年度の目標設定、最新の事故発生状況及び勤務状況など、社内の安全管理体制状況を確認する。 監査報告書を基に是正措置・予防措置を検討、実施する

安全統括管理者  

運行管理者

整備管理者

​事故対応マニュアル(情報の伝達体制)

運転者の行動 異常を感知した時ハザードランプ点灯エンジンが停止している状態での蛇行運転・降坂走行は絶対しない 他の交通に支障のないように直ちに停車①直ちに空き地又は路肩に停車する②トンネル内で異常を感じた時は可能な限りトンネル内からの脱出を試み、不可能と判断したら直ちに停車する③トンネル内で停車する時は可能な限り左側に寄せる。点検のためバスの外に出る時①車線上には出ない②夜間・トンネル内では懐中電灯を自分に当て存在を示す

①全灯火を点灯する②エンジン・冷暖房を止める 

点検の結果、火災又は火災の恐れがある時①直ちにメインスイッチを切る、その際ドアの開放状態を確保するため、エアー抜き等必要な措置を講じる②乗客の車外脱出を優先する事とし、停止標示器・発煙筒による後方防護及び輪止めをする①冷静沈着に状況を判断し、運転者の指示に従うよう徹底する②乗降口からの脱出を優先し、不可能な場合は非常扉、窓からの脱出を指示する③火災の時は燃焼部位に近い乗客から脱出させる。この場合、負傷者、老人子供、女性を優先する④肌の露出部分は、衣類等で覆うよう指示する⑤非常口から脱出する場合は、後方防護等の安全確認を行ってから開始する⑥窓から脱出する時は、ガラスの破片を取り払う⑦負傷者、子供、老人、女性が非常口、窓から脱出する際には他の乗客の協力を要請する①車外への脱出後は、車内に残った乗客がいないか再確認し乗客名簿を持ち出す②見通しの悪い場所や追突の恐れがある場所に停車した時は、ガードレールの外側など車線外に誘導する ③車線の横断はしない。やむを得ず行う場合は安全を確認しながら1人毎に横断させる④トンネル内では最寄の非難口を利用する。ただし、火災の時は風上の非難口に誘導する

点検のとき①火災が発生しているかどうかを確認する②故障の場合は、燃料・オイル等が漏れていないか、その他電気系統の異常等による火災の恐れがないかどうかを確認、乗客の安全を確保した後、状況に応じて初期消火を行う。負傷者がいる時は、救出・救護を最優先する

点検の結果、火災の恐れがなく(単なる故障等)かつ、追突の恐れが無いときは、車内待機又は 安全な場所に誘導する

①乗客に状況を説明し、運転者の指示に従うように徹底する②後席の乗客は前席へ、車線側の乗客は路肩側へ移動させる③停止表示器材・発煙筒による後方防護を行う。                                          点検の結果、火災の恐れがある場合①110番又は119番へ通報する②状況により乗客に通報を依頼する   ③トンネル内、高速道路等で近くに非常用電話がある時はそれによる通報を優先する。                            10分ごとに状況を説明し、不安解消に努める。運行管理者に事故発生を報告する        

 

 

 

 

 運行管理者の行動

上司及び本社へ報告後、次に該当する事故が発生した時は対策本部を設置する①車両火災②トンネル内事故③事故の規模及び社会的影響度の高い事故

運転者からの第1報を受けた時、運転者が混乱している時は落ち着くように指示する。又、運転者や乗客が動揺しないよう落ち着いた指示を出す①事故の概要を把握する・発生時間、場所・負傷者の有無及び程度・救急車の手配・乗客の安全確保・警察、消防への通報の有無・道路状況、天候状況 ②運転者への指示(再確認)・負傷者がいれば救急車の手配、人命救助の最優先・乗客の安全確保が出来ていない場合にはその実施 ・後方防御等2次災害防止策・警察(消防)への通報・運転者との連絡方法を確認運輸(支)局等関係者へ連絡する

運転者からの第1報

救護体制①現場付近のバス会社、運行会社等に救車を依頼する②状況により,付近に自社の後続車・対向車があれば現場付近に待機させ、情報収集を指示する③救護車の手配整い次第現場に連絡する④待機時間が長時間に及ぶ恐れがある場合には・飲料、食料等を確保する ・休憩所、毛布、タオル等を手配する・代替交通機関、宿泊施設等を手配する⑤負傷者が発生した場合・住所、氏名、連絡先を確認する ・搬送先、負傷の程度の確認をし家族等へ連絡する ⑥乗客の連絡先及び携行品等の確認・乗客の連絡先を確認する・紛失、損傷した物品等を把握する                    

※各関係機関に相談し、備品調達を行う

代表取締役 野々上 るみ子

安全統括管理者 専務取締役 東口 忠好 他、運行管理者3名・整備管理者2名

監査報告書                                                                              被監査部門:代表取締役社長(安全統括管理者)及び本社営業所 

監査年月日: 令和  6 年 3 月22 日 (金) 

監査範囲:安全に関する統括業務全般 

監査チーム:リーダー 東口忠好 監査員 三木優子  

1、監査の目的

安全統括管理者の責務全般の確認

2、監査の講評・所見

・業務全般において、順序良く業務が随行されていた。

・経営トップと乗務員とのコミニケーションが至る所に確認できた。

・帳簿類は、きちんと整理され、掲示物も適切である。

3、優良事例

・経営トップは、安全方針に従い乗務員に対し重点的に、個別に教育を行っている。

・経営トップは、乗務員とのコミュニケーションは日常の業務と考えている。

・経営トップの安全に対する方針を、乗務員は十分に理解し、実行している。

4、指摘事項

・早朝、深夜の運行管理に伴い、業務時間の延長や休日出勤などの問題がある。

・乗務員の高年齢化、乗務員不足により、バス運行業務全般にわたり、支障がある。

・乗務員教育で、ドライブレコーダーを用いての教育が少ない。

・乗務員からの要望を、保存・記録していない。

・次年度の年間教育計画が未設定である。

5、フォローアップ監査の予定

・令和  6 年 5 月 20 日 (月) AM10:00~ 指摘事項の改善報告等

6、その他特記事項等

・特になし

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